しぐのるです。
私のポートフォリオ内で最も保有比率の高いAT&T株ですが、ここにきてやたらと値上がりしています。
半年のチャートがこちら

れだけ値上がりしてもPERは15倍、配当利回り5%台って、
これまでどんだけ安かったんだって話です。
さすがにこれだけ上がってくると私の平均保有価格でも、配当考えなくても含み益化しちゃいます。配当入れたら中々のトータルリターンになるんでしょうね。
そんなもの(短期的なトータルリターン)に意味が無いので計算しませんが。
株価が上昇した理由は、直近ではとあるヘッジファンドが32億ドルのAT&T株を保有した上で、経営陣に「タイムワーナーの買収って本当に効果あるのか疑問、もっと資産売却して負債額減らしなさいよ」と俗にいう「物言う株主」的な行動をとったことが市場で好感されたそうです。
あとその前にもちょこちょこ上昇してたのは、「AT&Tが4-6月期の決算発表で自社株買いを示唆したため」と何かのニュース記事で読みました。
株価上昇の理由をもっともらしく書くと上の様な感じになるんでしょうが、
物事シンプルに考えましょう。
PER10倍以下で配当利回りが7~8%ウロウロしつつ、その事業は無線通信サービスで米国トップ2の超優良企業の株がバーゲンセールだったのがようやく目がつけられて株価が上昇した、です。
これまで目がつけられていなかったのは、他にもっと稼げそうなハイテク株に投資する人が多かったから。
で、当然そんなハイテク株はハイリスクハイリターンなので、昨今のヨコヨコ推移がはじまった低金利化しつつあるアメリカ経済の状況を鑑みるに、高配当で安定した同社株が魅力的になってきたということです。いままで見向きもしなかったくせに。
とはいえ、長いチャートで見るとAT&Tは結局ヨコヨコ推移の筆頭銘柄です。
この好景気だった10年間ですらリーマンショックでつけた24ドルから40ドルのレンジでの推移です。
このため、今の大幅の値上がりもレンジを抜けて初めて喜ぶべきでしょうね。
一喜一憂に終わる可能性が高いです。

なぜいままでAT&Tを保有しつづけたのか
高配当だからです!
って言えば終わっちゃうんですが、やっぱり5Gの分伸びしろというか「この先まだまだ大丈夫」っていう安心感がAT&Tにはあります。少なくとも配当出し続ける体力は衰えないだろうと。
一方VZは自己資本比率やら配当利回りの面で少しAT&Tより劣るのでもってません。
あとVZのが人気あるからって感じ。
なんてAT&Tの株価が上がったネタで書きはじめたはいいんですが、結局含み益が増えているだけです。売るわけじゃありませんしね。
目先の含み益で一喜一憂はやってて楽しいですが、結局は10年先、20年先にリターンがあるかどうかです。
今のところ無くなりはしないんじゃないですかね。
無線通信が今の形態でサービスを提供する限り、一部で成層圏から電波飛ばす実験なんかも始まっていますが、雲が電波を阻むので5G以降の通信には合わないんじゃないかなぁってのは素人考えですが。
さぁAT&Tが値上がりしてしまったので次に買い進める銘柄を見定めないといけませんね。
キーワードは「高配当」「業績優良且つ長続き」「低PER」「誰も褒めてない銘柄」
メーシーズ【M】とか気になります。少し持ってるんですけど、いまPER5倍ですって。
配当利回り8%代、AT&Tもちょっと前までこんな感じでした。
業態は百貨店経営。在庫を抱えるビジネスですね。
誰も見向きしていない感じがとても好み。
あとはフィリップモリス【PM】かな、無難すぎて面白くないけど。
PER14倍、配当利回り6.2%。キャッシュフローは相変わらず潤沢。
フレーバー付きの電子タバコ規制でフレーバー無しのアイコス売れはじめるとかないですかね?
どっちにしろタバコ吸う人から配当という形で迷惑料もらうスキームが好きなのでこっちも候補です。
高配当じゃありませんが、アメリカンエキスプレスなんかもPER15倍で買いやすそう。
ロイヤルダッチシェル【RDSB】なんかもいいですねー。PER17倍で配当利回り6.6%。悪くない。
で、迷って決められない時はSPYDかVYMあたりの高配当ETF買うといいです。
それか3か月スパンで投資を休んで貯金。何も毎月買わなきゃいけないってことはないのです。
欲しいと思わないなら買わなきゃいい。3か月上がりっぱなしっていう状況は現状の世界経済ではないでしょうから、欲しい銘柄が買ってもいいって水準まで落ちたら買えばいいです。
ひゃなばい