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AT&T、Speedtest(R)で全米最速のワイヤレスネットワーク受賞

しぐのるです。

AT&T、昨日のWSJの記事紹介でも取り上げた通り、証券会社のアナリストが投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げた為、最近株価が上昇しております。

今日はそんなAT&Tが、本業の方もしっかり取り組んでいる証拠となるこちらの記事を紹介したいと思います。

AT&T Receives “Fastest Wireless Network in the Nation” Recognition

上記のリンクはWSJのU.S.版の記事です。英語が読めない方はグーグル先生に翻訳を頼みましょう。

私は常に彼の翻訳に頼っています。(グーグル翻訳風の文体)

記事を要約すると、AT&Tのワイヤレスネットワークの通信速度が全米最速だったよ。
その理由はスプリントに叩かれてる「5G Evolutionの拡大」によるところが大きいよって話です。

5G Evolutionってのは、5Gといいつつ4Gの改良版くらいの位置づけで、4Gの2倍くらいの通信速度になるサービスの事です。必要十分という言葉が脳裏をよぎります。

本来の5Gは4Gの100倍の通信スピードがでるものを指す為、「5G Evolutionは顧客を欺いている」と、競合のスプリントに訴訟を起こされています。

とはいえ、こういう4.5G的な話は実は3G→4Gに変遷する時もあった話です。
その話はこちら↓でしています。

AT&T、またしょーもない理由で訴えられる。今度はスプリントから。
しぐのるです。AT&Tがスマホのアンテナ表示でスプリントから訴えられました。そう、あのアンテナの横に表示される「LTE」の...

で、実際「5G Evoltuion」は、4Gより2倍も速いんですから当然そのサービスを推し進める通信会社が平均の通信速度が高くなるのも納得ですね。

さて、米国の二大通信会社の内、AT&Tの経営陣は、タイム・ワーナーの買収によりコンテンツサービスの分野を推進剤にして成長速度を維持する経営戦略をとっています。

一方、競合のベライゾンの経営陣は目下のところ通信サービスに全振り…はいいすぎか、倍プッシュ(言い換えた意味よ…)することで、成長速度を維持できると考えています。

しかし、今回の通信速度のランキングではそのベライゾンよりも、経営の多角化を推し進めるAT&Tに軍配があがりました。

何故こういうことになるかというと、両社で5G通信へのアプローチが大きく異なる為です。

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AT&Tは都市部で、ベライゾンは家の中で5Gを始める

2月の投資家向けの説明会でベライゾンのハンス・ベストバーグCEOが説明した内容によれば、ベライゾンはまず5Gを有線の家庭向けインターネット接続を5G信号やWi-Fiネットワ-クに対応した機器に変更していくと述べています。そのスピードは300Mbpsだそうです。

この方式では家の中やWi-Fiが飛んでいる店内でしか5Gの恩恵に預かれないと考えられます。

一方AT&Tは最初からモバイル、つまり移動通信での5Gに重点を置いており、
2018年から一部の都市で5Gサービスを開始しています。スピードは200~300Mbpsとのこと。

ソースは昨日のブログのWSJ記事です。

バロンズがAT&Tの経営戦略を評価する理由
しぐのるです。WSJ内のバロンズの記事で私にとって非常にワクワクする記事がアップされました。【バロンズ】米通信業界2強、どちらに投資すべき...

当然ベライゾンも2019年までにモバイル5Gサービスを導入予定とのことですが、
AT&Tの方が一歩先を行っている効果が今回の通信速度全米No.1という結果に表れたと考えられます。

一方、ベライゾンは負債を減らすことにかけてはAT&Tよりも先んじて取り組んでおり、それが投資家の心をつかんで株価は上昇しています。
ですが、それでも負債額は1100憶ドルと全世界で2位です。

負債額1位のAT&Tは1800憶ドルですが、今年既に90億ドルを返済し、年内にはさらに180~200憶ドルを返済する計画らしく、それが現実となった場合、純負債/EBITDAはベライゾンが2.3倍に対し、AT&Tは2.5倍になるようです。(現在のAT&Tは4倍)

この様に、AT&Tの負債の返済が進むにつれ、ベライゾンとAT&Tの株価はパフォーマンスが逆転してくると考えられます。

ベライゾンにはETFを通してしか投資せず、AT&Tを選好する私としては、待ち望んだ展開ともいえますが、こうして油断していると今後出てくる1-3月決算発表で失望させられる未来もチラチラと垣間見えます。
(個人的には政府閉鎖が長引いて暇を持て余した公務員がネット使いまくって通信会社の収益上がってないかなとか期待してますが)

とはいえ、最近の経営陣へのインタビューでも、負債の返済状況には余裕があり、年6%の配当を削る気はさらさら無いようですし、配当性向も60%くらいなので、AT&Tが5Gサービスとコンテンツサービスを上手いこと軌道に乗せてくれるのを待ちつつ、のんべんだらりと配当を再投資していきたいと思います。

ちなみに上記のWSJの記事によればAT&Tは負債ランキングは1位ですが、利益も2018年はアップルに次ぐ第2位だったそうですよ。なんの利益かは知りませんが。

ひゃなばい