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3月の最安値が底だとは思わない理由

しぐのるです。

どうも最近また経済の先行きを楽観視しているアナリストが増えてきたように思えます。
例えばこんな記事。

FANGの輝き、コロナ禍でも失われず 戻り相場を先導
米ハイテク大手の「FANG」銘柄の勢いは失われていない。再び高値更新を視野に入れ、相場全体をけん引している。

内容は、FANG( フェイスブック 、アマゾン・ドット・コム、 ネットフリックス 、グーグルの親会社アルファベット)など主要ハイテク10銘柄で構成するNYSE FANGプラス指数がS&P500インデックスを上回るパフォーマンスを上げている、というものです。

もちろん、「見通しは安泰!買え買え!」といった論調ではなく、未だに状況は不透明だけど、って空気間はかもしてますけどね。

私には、今現在、3月の安値から上昇した理由は、3月に現金化せざるを得なかった人達が、今その現金をどこに入れようか悩んだ結果、これまでS&P500をけん引してきた銘柄に資金を入れているように見えます。

しかし、コロナショックの影響はまだ実際の業績には反映しておらず、
これから出て来る決算で初めてコロナショックの影響がわかります。

もっといえばこれから出て来る倒産企業やデフォルトする新興国によって、コロナショックの被害はもっともっと拡大することが考えられ、その度に株価は下落すると考えています。

今の上昇は「FRBの迅速で的確な対応が~」とかいう枕詞で賞賛されがちですが、
これまで低金利の恩恵でゾンビ化していた不良企業が淘汰されるのは間違いありません。

つまり、前回のリーマンショックでいえば、今年3月の安値は、サブプライムローンが破綻した段階であり、その後、不良企業のリーマンブラザースが経営破綻するリーマンショックに繋がるシナリオはまだまだ生きていると考えた方が無難です。

その轍を踏まない様にFRBが矢継ぎ早に政策を打ち出しているのは当然理解はしていますが、その効果については疑問視しています。

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いつ底まで下落するのか

それがわかったら苦労しません。
とはいえ、例えばアルゼンチンは今月22日にデフォルトするリスクが強まっているそうです。

アルゼンチン債務再編案、米欧投資家団体が拒否
【サンパウロ=外山尚之】アルゼンチンの国債を保有する米欧の機関投資家は20日、利払いの62%削減や3年間の支払い猶予を求めるアルゼンチン政府の債務再編案を拒否する声明を発表した。同国政府は新型コロナ

こういった感じで、財務が脆弱な国や企業はゴロゴロいます。
そこが潰れると影響が出る企業や国がいます。連鎖反応的に生じる影響を追っていけば、どこかしらでアメリカ経済にぶち当たるはずです。

そういう意味で、S&P500インデックスを妄信的に買い進めるのは危険かもしれません。
というのも、そのインデックスの中には上記の「連鎖反応の影響」を受ける企業も大量にパックされているからです。

FANGの様にS&P500をけん引してくれる企業ですら明暗が分かれつつあるのに、
その他有象無象の企業がさらに足を引っ張るため、S&P500のパフォーマンスは大きく後退します。

その為に今FANG指数が上昇しているとも考えられますね、
投資家は有象無象の企業が受ける悪影響をパフォーマンスから排除するため、的を絞りたいのでしょう。

そう、「選択と集中」です。

影響を受ける事業と受けない事業、もっと伸びる事業。
それらが株価に反映されれば、自ずとどの企業に投資すればいいのかが見えてきます。

もっと言えば、影響を耐えきった後に急激に伸びるであろう企業。
政府がお金をヘリコプターからばらまき、企業には返済不要の資金を注入しているわけです。

じゃぶじゃぶになったお金がどこに流れ込むのか、これまでの経済危機ではまずどこに流れ込みがちだったのか。

歴史的に、それは債券市場であり、ディフェンシブな高配当株銘柄でした。

次もそうだとは言いませんが、またアメリカ経済が右肩上がりの成長軌道に戻るまでS&P500インデックスを居心地の悪い気持ちのまま買い進めるよりは、
気が休まる投資先に思えます。

特に、今みたいに変な期待だけで買われている状態の時は特に。
つみたてNISAじゃそれ以外の選択肢がほとんどないに等しいので仕方ないですけどね。

ひゃなばい