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米国、ファーウェイへの輸出を全面禁止、これによりクアルコムは5G独占体制へ

しぐのるです。

トランプ大統領と米商務省は15日、中国の通信機器最大手、ファーウェイに対する米国製ハイテク部品などの事実上の禁輸措置を発表しました。

韓国サムスンが日本の精密部品がないと自社製品を作れなくなってしまうのと同じように、
ファーウェイもまた、米国の精密部品が必要なため、ファーウェイ、というか中国に対して、アメリカがさらに強力に圧力を掛けていっているのがこのニュースから見えてきます。

さて、このニュースでさらに見えてくることが一つあり、それがこちらです。

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クアルコムが5Gで独占体制を構築、さらに自動車やパソコンにまでシェアを伸ばす

日経新聞の電子版に下記のような記事が投稿されています。

クアルコムが仕掛ける5G勝者総取り

このブログでも数回にわたって取り上げている通り、米半導体大手クアルコム【QCOM】は、アップルとの訴訟合戦に事実上の勝利をあげ、その結果競合のインテルは5G端末向けチップセット開発から完全に撤退を表明。アップルは5G対応iPhoneにクアルコム製のチップセットを再度採用することを決めました。

今現在、世界中で5G対応のチップセットを商品化しているのはこのクアルコムのみで、
他に開発を行っているのは、韓国のサムスンと中国のファーウェイとなりますが、どちらの未だに5G対応チップセットを市販化できていません。

ここにきて、中国ファーウェイへの米国からの輸出禁止措置が出たことで、
ファーウェイはたとえ5Gチップセットの開発に成功したとしても、
量産体制を構築できないと考えられます。

また、サムスンについても同様で、チップセットの最先端技術は米クアルコムが先頭を走っている状況は変わりませんし、サムスンはメモリでこそ力がありますが、CPUとなるとその技術力はとてもアメリカ勢に対抗できる程の存在感はありません。

この様に、クアルコムは5G対応のチップセット製造技術において、事実上の独占状態を確立しております。

しかし、同社はここで満足をしておらず、競合他社がひしめき合う自動車やパソコン業界の半導体シェアをも狙っています。

その業界での勝利のカギはIoTの普及です。

どういうことかといえば、従来では無線通信機能が必要なかったデバイスにも、無線通信の技術が必要不可欠になってきます。しかもそれは4Gではなく、5Gの技術が必要となります。

その5Gの技術はクアルコムが独占しているため、この5Gチップセットの技術をコアにこれらの業界へ殴り込む事が可能となるのです。

このクアルコムの5G技術での攻勢に対し、パソコン向けCPUのシェアで存在感のあるインテル等は、今後シェアを落とすことが考えられます。何故ならインテルは「5Gチップセットの開発から撤退」してしまっている為です。

と、こう書けばクアルコムが今後株価がうなぎのぼりになる素晴らしい企業に見えるかもしれませんが、クアルコムはファーウェイやサムスンにもこれまでチップセットを供給してきました。

サムスンは採用をやめないと考えられますが、中国ファーウェイはクアルコムのチップセットを使用しなくなりますので、クアルコムの業績は今後どうなるか不透明です。

ファーウェイの抜けた穴をアップルが埋めてくれる可能性はありますが、
もし、ファーウェイ、サムスンが5Gチップセットの開発に成功した場合、
クアルコムの顧客はアップルと一部のスマホメーカーのみになってしまう恐れがあります。

但し、私しぐのるはこのサムスンとファーウェイがたとえ5Gチップセットの開発に成功したとしても、あまり脅威を感じていません。

何故なら、彼らはこれまでの歴史から「人の技術を盗んでこっそり使う」技術はピカイチですが、自分で新しいものを創造する力には乏しい為です。

お人よしの日本人は気前よく大事な様々な根幹技術を彼らに教え、結果シェアを大幅に奪われる末路をたどりました。

アメリカは記事冒頭で紹介した通り、日本の様なお人よしではありません。
中国や韓国が技術を盗めない様、圧力を強めています。

こうした国のバックアップを受け、クアルコムは5Gの独占体制を強めていくと考えられます。

ひゃなばい