しぐのるです。
石油系の高配当インデックスETF、
DirexionザックスMLP高配当インデックスETF(ZMLP)【ZMLP】の株価が約10倍に跳ね上がりました。
これがそのチャートです。

もちろんこの高配当ETFはタコ配状態の不良ETFなので、しっかりとオチはあって、
株式併合で8株が1株になってしまうので、その分株価が上昇しているだけだったりします。(それが終わるまで売買停止中なので売れない)
つまりSBIの表示が追い付いてないってだけなんですね。
ですが、株式併合で8株が1株になるなら、株価は8倍になるのがスジなのに、前日の6.07ドルから50.6ドルってことなので、8.3倍になってますね。
少し買ってる人がいるのかな?
まぁこんな不良ETFでもキッチリ最近の値上がりと同じく上昇してまして、
3月下旬に3.88ドルつけてから昨日の6.07ドルってんで軽く1.5倍になってるんですよね。
しかも配当は脅威の20%超えってなもんで、3月末にZMLPを買えた人はかなり利益が出る状態といえます。
私も実はZMLPは20株だけ持ってますが、取得単価は2016年に買った19.55ドルなのでもらった配当より値下がりの方が余裕で大きい状態です。
これまでにだいたい1万円分の配当もらって-2万円の評価額って感じかな。差し引き1万円の含み損状態。
もちろんちょこっとしか買ってないのは「こういう高配当ETFに投資したら実際どうなるの?」って興味と、「アメリカが世界一の産油国なら、多少は投資妙味あるのかな?」って発想で当時は買ったんだと思います。所謂勉強目的(下心付き)。
夢は脆くも崩れ去りつつありますが、逆オイルショックの後にパラダイムシフトが起こらんとも限らず、ZMLPが輝く展開もあるかもしれませんので保有は続けます。20株が2.5株になった後も。
なんにせよ、やはりこれだけ大きく落ちた時はタコ配銘柄ですら高パフォーマンスになるって好例ですね。
総悲観時に買う、楽観視が出たら売る
【ZMLP】の様にアレな銘柄でも、下落時に仕込むことで高パフォーマンスを得られます。ちなみに2016年から今までこんなチャンスはありませんでした。
S&P500インデックスに投資していれば損することはないって風潮がありますが、
それで大金持ちになった人は知りません。
一番参考にすべきは一番パフォーマンスが優れている投資家、つまりウォーレン・バフェットの投資手法です。
彼が資産を大きく増やすことが出来たタイミングの中には、こういった大きな下落時に株式を買い増す手法もたくさんあります。
むしろ、右肩上がりの成長相場が続く時なんかは、ウォールストリートのアナリストなんかに「彼は過去の投資家だ」「古臭い投資手法」「彼の投資手法はもう通用しない」なんてバカになれていました。
そういう話が出る度に、〇〇ショックが訪れ、バフェットが大儲けするという喜劇が毎回繰り広げられるのがお約束にすらなっています。
そして、バフェットは自分の家族にはS&P500インデックスへのつみたて投資を勧めますが、自分ではそれを実施していません。(最近ちょっと買ってるみたいですが)
当然ですよね、間違えば大損するかもしれない自分の手法よりも、リターンは少ないけど落とし穴の無い手法を家族に勧めるのが普通です。
ですが、氏は同時に株は簡単だとも言い放ちます。
「みんながどん欲な時に恐怖心を抱き、みんなが恐怖心を抱いている時にどん欲であれ。」
3月は良かったです。皆が恐怖に支配されているのがビンビン伝わってきました。
1000ドル下げて、次の日には500ドル上がり、その翌日2000ドル下がる。
混乱っぷりがすごかったです。
なので私はその中でも最もヤバいと目されていたボーイングを買い増し、
その後株価が回復した時にさっさと利確しました。

今はそれほどでもない様に感じます。
決算発表もそれほど大きな混乱を呼んでいない様に見えます。
リーマンショックは2年に渡って買い場が続きました。
今回もこれで終わりと考えるのは無理があります。
まだまだ本当の下落があると思っています。
日々の相場に一喜一憂することなく、また皆が恐怖心を抱くその時を待ちます。
そしてそれは割と近いんじゃないかと思っています。
原油先物がマイナスになった影響がどこまで響くか、大きなファンドやらがグラっと揺れて、「信用不安」って爆薬に引火ってシナリオが考えられます。
最早、導火線には火がついているかもしれません。
ひゃなばい