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現FRB議長、残念ながらハズレな理由

しぐのるです。

最近タカになったりハトになったり忙しい様子の現FRB議長パウエルさんの話です。


2017年ゴルディロックス(適温)相場と言われ、株価は上昇し続けました。
その勢いは2018年2月のちょうど今から一年前にFRB議長が変わるタイミングまで続いていました。

そう、株価のボラティリティが今の様に高まったのは、中国との貿易摩擦のせいでも、トランプのロシア疑惑でも、ましてやそのトランプさんの暴言なんかでもなく、FRB議長の交代のせいです。

もっといえば、WSJからはFRB議長になる前の2017年から既に「ミスター普通」と揶揄され、
学生から将来のキャリア形成について助言を求められた際の回答が

「目立たず、勤勉に働くことだ。いかに多くの有能な人が品行の悪さで自滅するか、君はきっと驚くよ」

っていう「オメーは日本人か」ってくらい面白みにかけ、安定感(笑)の高いパウエル議長のせいで、今や世界経済が右往左往しています。

前任のジャネット・イエレンも、さらにその前のベン・バーナンキも強力なリーダーシップで組織を引っ張るのではなく、合意形成型の民主的な議長でしたが、有能でした。
まず、経済学の博士号を取得しています。素性は経済学者ってことですね。
大してパウエルさんはJ.Dです。女子大生って思ったあなたは私と同じオツムです。

J.DはJuris Doctoeで法務博士ですね。つまり法曹界の人です。
法律の人に経済語らせちゃいけない部類だと思うんですけどね。

バーナンキ時代には、リーマンショックから続く金融緩和を終わらせ、金利を上げる準備をしました。所謂2013年のバーナンキショックですね。
結構大きめの暴落で、当時は相当たたかれていましたが、折れることなくやりとげました。

あれのおかげでアメリカは低金利を抜け出せ、今日まで経済を健全且つ好調に維持してきました。

一方日本はバーナンキの様に金利を上げるきっかけを作ることも出来ず、(それらしい動きはありましたが)リセッションも間近と言われる今現在になっても金利を上げられません。

これは、バーナンキの合意形成力で議会を金融緩和維持から脱却させた手腕によるものととらえることが出来ます。

そんなバーナンキの片腕として1994年から長年FRB理事、2004-2010とリーマンショック時代をサンフランシスコ連銀の総裁として乗り切った超カッケー経歴のジャネット・イエレンさんの下で、完全にゼロ金利から脱却、イエレンのハト派でありながらも、卓越したバランス感覚でじっくりと金利を上げてきたアメリカは、トランプ政権で大規模な減税まで実施。

その効果が2017年のゴルディロックス相場でした。

当然上げた後は調整するのが普通です。それが2018年2月の暴落ですね。
ようやく調整と買い場だとある意味投資家は安心していました。

しかし、その後のグダグダな展開は記憶に新しく、NYダウの2018年は、結局2017年の終わりらへんの株価とほとんど同水準で終わりました。

このグダグダ展開こそ、2月の就任以来、空気も流れも読まず、ただただ目立たない様にと前任イエレンのペースに乗っかって利上げの舵取りをしたパウエルさんによるものです。

そして1年たってようやく己の間違いを悟り、しぶしぶ方向転換をしたのが1月のFOMC後の声明でした。

自分で引き締めておいて「世界経済の成長減速や、金融環境の引き締まりが起きている」と語るシーンは全米の投資家が「オメーがいうな!」と突っ込まずにはいられなかったでしょう。

市場の声を聴いたといえば聞こえはいいですが、2018年の行動と真逆の行動を始める事になります。

そして、米経済は今もかなり好調です。
この好調を受けてすら利上げから遠ざかる発言をバンバン出しているわけですから、当然また利上げをする際に、同じように動揺するでしょう。

声明で「FRBは中立の姿勢」を強調していましたが、ソレは中立ではなく、主体性がないというべきです。

さて、世界経済の船頭であるFRB議長が主体性がなく、舵は投資家の行動にかかっているといっていいでしょう。

ではどうすればいいか?
それは、淡々と定期的に無理のない範囲でリスクを取ることです。

特別な事をする必要はありません。
株価が上昇をしているのであれば、不況になった時に株価が下げにくい優良企業の株を。
株価が下降しているのであれば、上昇しているときには割高で買えなかった優良企業の株を。

淡々と買い続けてるうちに、きっと資産は増えているはずです。

ひゃなばい