しぐのるです。
先日ボーイング株を一部利益確定した記事を書きましたが、
案の定株価はその後二日間に渡って下げました。
そんな中、ボーイング株の今後の見通しについて、Seekingアルファから
以下の様な見通しの記事が出ました。
記事によれば、保守的なシナリオではボーイングが例え倒産しなかったとしても、
ボーイングが完全に回復には8年以上かかるそうです。
本当かよと思ってしまいますが、まぁ概ねその通りなんでしょうね。
但し、段階的に良い材料が出て来るので、この人の言う「回復」が全て終わった後は
株価は元の値より高い状態になっているような気もします。
それまでは株価は一喜一憂を繰り返しつつ激しく乱高下することが予想されます。
倒産さえしなければ、という想いが危険かも?
ボーイングの事業はとても参入障壁が高く、上手く事業が回っていさえすれば、
飛行機製造だけでなく、メンテナンスでも収益が上がる素晴らしいビジネスです。
その為、投資家の中には「倒産しなければボーイング株は必ず上昇する」と思っている人も少なくないかもしれません。
ですが、それは楽観かもしれません。
今のボーイングは、政府や金融機関が融資を断るだけで倒産してしまう状態です。
今のところ、政府はボーイングへの支援を表明していますが、
今年の大統領選で民主党が過半数を取った場合、これがどうなってしまうのかは本当に不透明です。
さすがに民主党でもアメリカ最大の輸出企業であり、最大規模の軍需産業企業をおいそれと倒産させることは無いと思いますが、共和党政権時よりもさらに不透明感が強くなることは間違いありません。
その為、安易に現在のボーイング株を「倒産さえしなければ絶対に上がる!」と過信するのは危険だと考えています。
私が、今後ボーイング株を買うのなら、そういったニュースが出て株価が下落したタイミングで、「何とか大丈夫そうかな?」という判断が出来る状況に限定して購入したいと思います。
前回は98ドル台で「なんとかなりそう」と思って買いをいれたところ、155ドルで利益確定することが出来ました。
次も上手くいくかは正直わかりませんが、安易に定期買い付けだけをしていれば儲かる銘柄ではないと思いますので、積み立て投資は高配当銘柄に、余力でボーイングの様なリスキーだけど長期的には何とかなりそうな株式を物色していきたいと思います。
ひゃなばい