しぐのるです。
ブルームバーグによれば、今週S&P500が12%上昇し、1974年以来の大幅高になったと伝えました。

コロナショック前の水準にはずいぶん遠いですが、最安値付近で買えた人は今現在20%程度の含み益が乗っている状態と考えられます。
かくいう私も、98ドルで買ったボーイング【BA】が150ドル台になって+53%なんて含み益が乗っている状況です。全体で見たら昨年3月と今年の年始に300ドル台で買った時の含み損があるので、トータルの投資としは大失敗ですが(笑)
では、株価はこのまま上昇し続けて300ドル台まですぐに戻るのかと言われれば、
答えはNOです。
現状、何か実質的に好転しているかといえば、していませんよね。
コロナウィルスはロックダウンが依然としてとして必要な状態。
737MAXはロックダウンの影響で再飛行の承認はさらに遅延しそう。
破綻リスク、今のところ小さくなったけど、ぶり返さないと言い切れない。
一時的に値を戻す展開の後には、また大暴落が来るはずなのです。3月の中旬からは、1000ドル下げたら500ドル戻して次の日に2000ドル下げる様な展開でした。
今後は、コロナショックが例え抑えられたとしても、この長期間に及ぶ都市閉鎖によってもたらされた「経済の硬直」による悪影響が、どこまで広がるかで1週間とか2週間、下手すると1か月2か月の単位で一喜一憂が繰り広げられるハズです。
そんな中、積み立て投資と、予備資金から逐次投資的に購入するだけでなく、
しっかりと利益確定を入れていくことで、パフォーマンスは向上します。
要はうねり取りをするってことです
結局は長期投資家としてはなるべく避ける必要がある「うねり取り」をするということです。
なぜそんな事をするのか、それは、ボーイングを買い増しした時の目論見が外れてしまったからです。
3月のBA買い増し時のブログに書きましたが、私の目論見は「高配当且つ値上がり益が狙える、それもコロナウィルスが収束すると劇的に」というものでしたが、そのどれもが今現在は期待薄になってきました。
当時の記事はこちら

高配当は30年間減配なしの記録が脆くも崩れ去り無配に、現状は値上がり益もそれなりに取れちゃいました。そしてコロナショックはもはや短期収束は不可能で、
リセッションはほぼ確実に来ると思われる状況です。
(国内総生産(GDP)が2四半期連続でマイナス成長になりそうって意味です)
長期的には、ボーイング【BA】はもっと上昇すると思いますが、コロナショックが収束したとしても、短期でのV字回復は期待薄です。
というのも、737MAX問題、破綻リスク、政府の経済支援を受ける条件には「自社株買いと配当の停止」なんかが盛り込まれている為、それらが一つ一つ改善されるたびに、株価は徐々に上昇することが予想されるからです。
そしてそれには少なくとも半年から1年はかかるという見込みでいます。
で、短期的な今後の流れとしては、今の上昇は騙し上げで、どっかで再度暴落を予想しています。ていうかそれは来週でしょう、おそらく。こんだけ上げた後ですし。
リーマンショックの時だってそんな感じで騙し上げ入れつつドンドン下がりましたからね。
そんなわけで、ボーイングに関しては下がったら買い、上げたら機を見て利確をしつつ、右肩上がりの回復局面を待とうと思います。
ひゃなばい