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ボーイング、株価の再浮上は当分先か

しぐのるです。

墜落事故で暴落したボーイング株の再浮上は当分先になる見込みだと、
バロンズのこちらの記事で出ておりました。

バロンズの記事では、1989年1月と9月に起きた737-400型の死亡事故について触れられておりました。

当時の事故も、当時の最新鋭機の死亡事故で、原因は新鋭機に不慣れなパイロットの操縦ミスが原因とされつつ、以降の同型機にはきっち設計変更がなされていました。

当時の2度目の事故から半年後、ボーイング株は20%回復していたそうです。

記事では、今現在はネットが発達しているため、投資家は悪いニュースに敏感に反応することから、1989年当時の様な株価の迅速な回復は無いと論じています。

私もこれには同意見で、事故原因の解明が為され、自己の過失がボーイング側にないと証明されない限り、まだボーイング株に手を出すべきではないと考えています。

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でも、ボーイングのPERは現在20倍。割安といえる?

バロンズ記事によれば同社のPERはフリーキャッシュフローは今年150憶ドルで、4年後には210億ドルまで増えると予想されています。

人間が大勢死んでいる事故を出したのに、こんな話がされてしまう辺り、
やはり金融の世界は凄まじいと思ってしまいます。

同じく、自社の製品で死亡事故を起こした自動車の安全装備メーカーのTAKATAという企業は、今はもう存在していません。(事業は中国企業に買収されています)

ボーイング737MAX8が起こした事故による死者よりも、もっともっと少ない死者数しかだしておらず、逆にTAKATAの安全装置のおかげで救われた命も大勢いたことでしょう。

ですが、TAKATAはリコールと制裁金の額を支払う事が出来ず、潰れてしまいました。

ボーイングとTAKATAの違いはなんなんでしょうか?

稼ぐ力が違うから?アメリカのトップ企業だから?経営者の能力の差?

たしかに、TAKATAは最後まで自社の非を認めませんでした。
経営者の記者会見時、見苦しい言い訳に終始していたのは記憶に新しく、
とてもグローバル企業の経営者には見えませんでした。

最終的には1兆円を超える額のリコールとなり、同社は自動車メーカー各社に債券を肩代わりしてもらい、中国メーカーに買い取られました。

ボーイングが今後どうなるのか、事故の調査がされ、原因が究明され、それがボーイングの過失の場合、リコールとなります。ここまではTAKATAと同じですね。

しかし、ボーイングの場合はリコールとなる機数もそれほど多くないことから、その費用はTAKATAのそれと比べるとかなり少額になると考えられます。

そして737MAX8の同社の営業キャッシュフローに占める割合は35%と予想されています。
仮に737MAX8が全く売れなくなったとしても、35%営業キャッシュフローが減るだけです。
(株主にとっては由々しき事態ですが)

それに、737MAX8の代替え機といっても、エアバスに発注したからすぐポンと出てくるわけではないことから、航空各社が今後737MAX8を全く買わないという選択肢は考えにくいです。

つまり、ボーイングはこれだけの事故を起こしたにも関わらず、経営を揺るがす事態にはならない為、「現在の株価はPER14倍で割安」という話が早くも出てきてしまうわけです。

そういう意味では、TAKATAとボーイングの違いは、企業規模とビジネスモデルの違いですね。

PER14倍の同社株は今が買い時というのはあながち間違いではないのかもしれません。

私は積極的には買いたくないですが、
iDeCoでNYダウ30種平均連動ETFを買ってる関係上、NYダウ30種の構成比率10%を占めるボーイングをコンスタントに買い付けしていることになっています。

iDeCoなので、投資額は微々たるものですが。
こういう買い方なら、アリなのかもしれませんね。

ひゃなばい