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フランスの貧困層がノートルダム大聖堂の寄付を憎悪する理由

しぐのるです。

フランスはパリのノートルダム大聖堂が火災で大被害を受けています。
連日のニュースでもはや知らない人はいないレベルですね。

ノートルダム大聖堂には早速世界の著名人や富豪から多額の寄付が寄せられており、
その額は19日の時点で1000億円を余裕で超えたそうです。

この寄付金について、フランスの貧困層を代表する政治家が憤りの声を挙げて話題になっています。

WSJによれば、その声明の内容は
【以下抜粋】
「闘志あふれる労組リーダーのフィリップ・マルティネス氏は「莫大(ばくだい)な金を持つ億万長者がいる」と述べ、彼らがクリック1つで1億ユーロも2億ユーロを動かせることは「われわれが常日頃から非難している不平等の表れだ」と訴えた。極左の政治家マノン・オブリー氏は献金者リストを租税回避地の居住者リストになぞらえ、寄付する代わりに「自分の税金を払い始める」よう彼らに要求した。」【抜粋ここまで】

等と伝えられています。
私の感覚で上記のコメントを評するならば、「なんともプライドの無い連中だなぁ」
となります。

フランス革命のスローガンである「自由、平等、友愛」は素晴らしい精神であることは間違いありませんが、「平等」にフォーカスしすぎでしょうと。

億万長者の全てが、運や他力だけで億万長者になったわけではありません。
そこには少なからず「努力」や「創意工夫」があったはずです。

ましてや、デモで「自分の税金を代わりに払え!」と叫んだ結果大富豪になった人は皆無でしょう。(実はいるかもしれませんが)

他人と同じ道ではなく、自分が進むべき道を信念をもって進んできた結果、
億万長者となることが出来たのであって、その人達が大聖堂に多額の寄付をすることについて、称賛ではなく侮蔑の言葉を浴びせる行為は、「浅ましい」という他ありません。

ましてや、自分の税金を肩代わりしろなんて自分の人生にプライド無いんでしょうか、って話です。

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r>gで有名な「21世紀の資本」の著者、トマ・ピケティはフランスの経済学者

自分の国の経済学者トマ・ピケティが、資本から得られる利益r(リターン)を持つのが金持ちへの近道だと論じているのに、聞く耳を持たないフランスのデモ隊の皆さん。

先進国の国民であれば、ある程度の教育水準で教育を受けているにも関わらず、金持ちの寄付行動を憎悪する理由はなんでしょうか?

答えは、「自分が貧乏だと知ってしまったから」です。

彼らは、フランスの国民は「自由、平等、友愛」の精神の下、皆が同じ条件で金を得る環境が普通だと信じ込んでいます。

その為、銀行員の様な「何も生み出さずにお金で金儲けをする職業」を下に見る向きがあるそうです。

しかし、自由経済の名の下では、この「お金(資本)からお金を生み出す行為」こそが「r=リターン」です。

対して、労働によって得られる賃金は「g=グロース」で表されます。
トマ・ピケティは「r>g」という数式でもって、「働くよりも金融資産持つのが金持ちへの近道」と表しています。

今回、寄付に憤っている人々はこの内「g=グロース」による稼ぎしか認めない人々です。
それ以外の方法で儲けている人には自分達のとは別に追加で税金を支払えと主張しています。

そこへきて、ノートルダム大聖堂の火災への多額の寄付というニュースをみて「そんな金があるなら俺たちの税金を払え!」と憤るわけです。

ある意味、無知のままの方が彼らは幸せだったのかもしれません。
労働こそが自分を金持ちに導いてくれると信じていたところに、厳しい現実を目の当たりにさせられ、ずいぶん惨めな思いをしたことでしょう。

彼らはさらに知るべきです。
大富豪になる為の方法は、自国の経済学者が彼らにもわかる簡単な式、r>gで証明してくれているのですから、

勤勉に働き、浪費を減らすことでg(グロース)を最大化し、
それを使って金融資産を買い、そこからのr(リターン)を得る事、
そしてその r を金融資産に再投資し続けることで、大富豪への道が拓けます。

金融資産は選び放題です。株式、債券、不動産、金、各種通貨。
過去100年間ではこの中で最も株式、それも業績優良且つ高配当な企業の株式に投資するのが、最も優れたリターンを得られた事がジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」で語られています。

今後100年がどうなるかは当然不明ですが、実績から予想すれば業績優良且つ高配当な企業の株式への分散投資は、今後100年もそう悪くはないr リターンをもたらしてくれると考えられます。

意味のないデモなんかで時間を浪費してないで、黙って働いてとっとと株を買うのが最適解です。

ひゃなばい