しぐのるです。
17日にネットフリックスの第四四半期決算が出されました。
内容は売上高等の市場予想を下回ったため、株価は4%下落しました。
対してAT&Tは17日-18日で1.3%上昇しています。
これはネットフリックスの売上高が予想を下回る=ネットフリックスの成長スピードが市場予想を下回ると判断され、株が売られたことと考えられます。
また、AT&Tは映像ストリーミング配信事業でのライバルであるネットフリックスが弱った為、買いが入ったと考えられます。
さて、今後ここにディズニーやコムキャスト、アマゾンなどのライバルと映像ストリーミング配信事業で競争が展開される予定です。
AT&Tはワーナー、ディズニーは21世紀フォックス、コムキャストはスカイをそれぞれ買収し、
独自コンテンツに強みをもつネットフリックスやアマゾンに立ち向かう構図です。
しかし、ディズニーの買った21世紀フォックスは元々はコムキャストのスカイを持っていたことから、ディズニーとコムキャストは1つのパイを分け合った構図となり、AT&Tはひとつのパイを丸ごと持てたことが強みとなります。
ま、そのパイの中にCNNっていう左側に偏向したニュースばかり報道するメディアが入ってたもんだから、AT&Tがトランプさんにワーナー買収の訴訟でいじめられる構図になったわけでもありますが。。
とはいえ、そこはどこぞの情で司法が流される下朝鮮と違い、法の独立が世界で一番しっかりしてるアメリカですので、この買収訴訟の控訴審はAT&T側の勝利で決着がつく見込みです。
控訴審を担当する判事の任命者も「ロナルド・レーガン、ビル・クリントン、バラク・オバマ」と
後者2名は民主党で、共和党はロナルド・レーガンのみなことから、AT&T有利の判決が予想されます。
ロナルド・レーガンなんて映画俳優から大統領になった人ですし、そんな人が選んだ判事なら
メディア側に立つAT&Tを擁護すると思います。
数行前に司法の独立とか書いておいて思いっきり政治と心情に流された予想しちゃってるのはご愛敬です。
要するに、映像メディアの覇権争いがこれから激化するわけですね。
構図は伝統的なメディアであるAT&T、ディズニー、コムキャストに対し、新興のネットフリックス、アマゾンです。
ですが、この構図の中に一人だけルールブレイカーがいます。それはAT&Tです。
ルールブレイカー、AT&T
なぜなら、AT&Tはアメリカ第二位の通信事業者でもあるからです。
ネットで映像サービスを見るとき、当然インターネットに繋がっている必要がありますよね。
そのインターネットサービスを提供しているのが、このメディア覇権戦争の中にはAT&Tだけしかないのです。
これはどういうことかいうと、陸上競技で走るトラックをAT&Tが用意でき、他の走者はそのAT&Tが作ったトラックを(少なくとも半分~1/3は)走る必要があるということです。
もっと要約すると、AT&Tは自社の映像コンテンツの通信速度を他社の映像コンテンツよりも速くできるということです。
「そういうことをしない様に」とオバマが決めた法律はトランプが既に壊しました。
実際にAT&Tがそんなずるい手を使うかどうかわかりませんが、
通信事業も映像ストリーミング配信事業も基本はサブスクリプションモデルの事業です。
その二つの事業を1社で展開するか、2社以上で展開するか、そこにかかる経費等の事を考えるだけでも、AT&Tは優位にあるといえるでしょう。
そして、最後には5GとIoT、通信という事業はこれから必要不可欠です。
リセッションが今か今かと日々怯える投資家が多く、市場のボラティリティが高い今、
6%超えの配当を安定したキャッシュフローで出し続けるAT&Tの魅力は高まるばかりです。
ひゃなばい