しぐのるです。
WSJの記事でこんなのがありました。
1行で表すと、ベンツ(ダイムラー)やBMWの営業利益がダダ下がり中だそうです。
一方、ほぼ同じ時期の別の車専門のニュースサイトではこんな記事がありました。

ベンツの販売台数は過去最高だそうです。
これはつまりどういうことかと言えば、ベンツやBMWが安売りする様になったということですね。
販売台数増えて利益減ってるっていうことはそういうことです。
排ガス規制への対応とかも当然ありますが、要は主力の高級セダンが売れてないってことです。
その一方、車メーカーで今一番調子がいいのは電気自動車のテスラだそうです。
WSJではこう書かれていました。以下抜粋
「今日の基準はテスラだ」。独デュイスブルク・エッセン大学自動車研究所(CAR)のフェルディナント・ドゥーデンヘッファー所長はこう話す。「今から10年後、テスラはBMWと同規模になっているだろう」
へぇそうなんだ、とテスラ【TSLA】の株価チャートをチラ見してみました。

3か月くらいで株価が倍になってますね。
この時点で何となくこれから訪れるオチが予想出来てしまいます。
昨日書いた記事のザイリンクス【XLNX】と同じ匂いがするということです。

テスラ【TSLA】の株価がいつ落ちて来るかが見物です。
自動車は電気の時代と言われるが、まだまだまだまだその時代はこない
日産のリーフ、テスラのモデル3、大衆が電気のみで動く自動車を手に入れられる時代はたしかに今私たちの足元まで近づいてきましたが、それは砂浜に寄せるさざ波の如く、足元にまとわりつくだけで人々を動かすことは出来ません。
航続距離が350km以上あったところで、充電に半日、急速充電ですら1時間かかる乗り物が
まともな人類の移動手段足り得ることはありえません。
数分で充電ができる全個体リチウムイオン電池が出来ればその時代が来る?
実験室レベルですら要求仕様を満足できていない電池が市場に出て来るのを待てるならその時代は来ているかもしれませんね。
EUがEV導入を加速させる?
左に偏った頭の中にお花畑が咲いているタイプの政治家が考えるほど、それは容易ではありません。事実、EUお抱えの自動車メーカーは足並みを乱されて大慌てです。ヨーロッパ車なんてハイブリッドがようやく形になったばかりなのにね。
EUがそんな夢想ばかりをしていると、EU圏の経済はどんどん疲弊していくでしょう。
テスラが自動車の世界を変える?最近ちょっと黒字になったくらいで大騒ぎされてるだけのメーカーが?
中国がEVに力を入れているから?中国製の自動車乗るくらいなら自転車使いますよ私は。
EVが内燃機関を抑えて主流になるのは、2030年代、それも後半と予想しています。
奇しくも前半で書いたテスラの規模がBMWと同じになるのも10年後だそうですし、あながち間違ってないんじゃないかな。
そういう長期の視点でTSLAを買うくらいなら、トヨタを買っておいた方がいいであろうことはいうまでもありません。
ひゃなばい