しぐのるです。
最近アップルとクアルコム訴訟の話ばっかりブログのネタにしてましたが、
訴訟の話題はこれで最後?になります。
というのも、アップルとクアルコムの訴訟合戦が、このほど全面和解となった為です。
WSJの記事はこちら↓
アップルとクアルコム、特許訴訟で全面和解
全面和解とはいえ、そもそもの発端がアップルがクアルコムへの特許料支払いを「高すぎる」と踏み倒し停止した事ですので、アップル側が折れた格好です。
訴えられたクアルコム側はアップル側へのチップセット供給が出来なくなり、売り上げに悪影響が出ていました。そこでクアルコムはアップルのサプライヤーに対して、特許使用料を払わないのなら特許侵害だと訴えており…
といったここ最近の各社の訴訟や立ち位置をネタにした記事が以下になります。(説明ぶん投げ)


アップルホルダーにとっては残念な話題ですが、このニュースはパテント、つまり優れた技術に対して相応の対価を払わずに済む方法は無いという事を示唆しています。
私も研究開発の真似事を生業にしている為、今回のアップルVSクアルコムの件でパテントの重要さを改めて認識しました。
そして5Gでクアルコムよりも多数の特許を取得しているのが中国であり、ファーウェイです。
優れた技術や機密情報をアメリカから盗み取ろうとしている国と言い換えてもいいです。
その国や企業に対し、具体的な措置でもって対抗するトランプ大統領は、
私はやはり嫌いになれません。優秀であるとすらいえます。
前大統領のオバマさんは人間的には大変優れていましたが、この中国相手のスタンスは
徹底して「我関せず」であり、ようやく動いたと思ったら南シナ海にお船を航行させるだけという何とも弱腰、よく言えば平和的な対応しかしてきませんでした。興味がなかったとも取れます。
そういう意味で、中国の台頭を良しとしない国民がトランプ大統領の登場を待ち望んでいて、
実際中国を相手取って派手なディールを繰り広げるトランプ大統領の支持率がずーっと50%弱をキープし続けるのも、頷けるというものです。
はて、私は保有しているクアルコム株が暴騰した件についてブログを書き始めたのに
何故アメリカの政治の話をしているのでしょうか。(知らんがな)
インテルが5Gチップから撤退、クアルコムは5G対応チップセットで独占企業に
クアルコムにとっては一粒で二度美味しいニュースでした。
アップルがインテルの開発スピードの遅さに業を煮やしてクアルコムと和解したのか、
インテルがクアルコムの特許を侵害しない様に5Gチップセットを開発することを断念したのかは定かではありませんが、インテルが5Gチップセットから撤退しました。記事はこちら↓
インテル、5Gスマホ向けモデムチップの生産中止へ
これにより、アメリカで5Gスマホ向けのチップはクアルコムが独占することになります。
世界でのライバルは相も変わらずファーウェイですが、実際に量産と販売を始めているクアルコムに対し、ファーウェイは、こちらの記事によれば
「ファーウェイは自社で開発した5Gモデム「Balong 5000」を販売する道を開いている」
とのことです。つまりまだ販売できてないってことですね。
開発には成功し、量産体制を構築中と言いたいのでしょうが、インテルもつい最近まで同じこと言っていて、5Gチップから撤退していますね。
話がループすることになるかもしれませんが、インテルと同じく、クアルコムの特許を侵害せずにファーウェイがチップセットを出すことが出来るのかが注目ですね。
因みにクアルコム、1月に私が購入した時点で株価は50.04ドルでした。
ここ1年の底といっていい値段で拾えたことは一重に幸運以外の何物でもありませんが、
いい経験ができてよかったです。
今後アップルはiPhoneの出荷台数の低迷とクアルコムへの特許料支払いの復活で
収益性の悪化が見込まれます。
しかし、アップルはクアルコムの5Gチップを購入することで、信者ユーザーにまた新しい感動と驚きを与えてくれると期待できますので、今後の決算で株価が下がったところが買い時とみて注目していきたいと思います。
ひゃなばい