しぐのるです。
WSJの記事でAT&Tの勝訴が報じられました。以下抜粋
米連邦控訴裁判所は26日、通信大手AT&Tによる2018年のメディア大手タイム・ワーナー(現ワーナーメディア)買収を巡り、買収撤回を求める米司法省の訴えを退けた。抜粋ここまで
しかも、司法省のこの件の責任者がAT&T側に「政府として今回の件をこれ以上追求することはしない」と伝えたそうです。
これにより、AT&Tはこの買収を巡る不透明感から抜け出すことが出来ましたね。
買収によって増えた負債の返還がひと段落すれば、通信キャリアとメディアの2本柱でバンバンキャッシュを稼いでくれると思われます。
そういう意味で、むしろこっからが本番ですね。
これを受けてかどうかはわかりませんが、株価の方は今のところ好調で200日移動平均線を試す展開となっております。
こっからAT&Tが伸びていくシナリオは、5Gの台頭でこれまで通信機能が無かったガジェットや乗り物、その他これから創造されるであろう全く新しいサービス用の端末に通信機能が付く=契約件数の増加による本業の売り上げ向上と、メディア業とのシナジーによる囲い込み効果によるシェア拡大が考えられます。
しかし、それは5Gが普及するまでは望めないものでもありますので、
AT&Tを保有する投資家はそれまで6%超の配当を粛々ともらいながら、ゆるりと待っているといいと思っています。
よしんばリセッションが来ても通信キャリアはもはやインフラの一部、若しくは生活必需品以外の何物でもありませんので、慌てず騒がず持っていれば株価の回復も早いと思われます。
とはいえ、キャッシュフローの推移はしっかりと見ておく必要があるのは、GEやKHCを見て痛感しています。
油断しすぎず、見守りたいと思います。
ひゃなばい
【AT&T勝訴】政府「タイム・ワーナー合併についてこれ以上追求しない」
