しぐのるです。
社員旅行言ってる間に雇用統計でてましたね。
結果は悪かったので、株価は下落、円は2月の水準である111円台前半に、債権価格は上昇して金利は下落しました。
絵にかいたようなリスクオフムードですが、FRBのハト派姿勢変化の上昇から、米中貿易会談やらの政治イベントが無難な展開で終わったので、Mrマーケットとしてはそろそろ調整したかった感じでしょうか。
今回は雇用者数の伸びが極端に低かったのが嫌気されましたが、賃金の伸びは上昇して失業率は低下しています。
WSJの記事では「悪天候で仕事が出来なかった低所得者層がいた為、支払われた賃金の平均が上がった為だ」とありましたが、ほんまかいなそれですね。
一つ言えることは、賃金が伸びているということは、人件費が高騰しているということです。
もっと単純にすると、インフレになります。
私の様な残念な脳みその人にもわかりやすく説明すると、
「給料がいつまでも上がらない日本はデフレ」→「給料上がるならインフレ」になるって図式です。
人不足からの賃金上昇、そしてインフレ。日本の政府からしたら喉から手が出る程の好循環だと思いますが、今のアメリカ、というかパウエルさんからしたらちょっとノーセンキューな状態になります。
というのも、インフレ率の上昇は景気が過熱していくことを意味しており、
景気の過熱はFRBによる金融引き締め政策を誘導し、金利の上昇をもたらすからです。
この「金利の上昇」、つまり利上げが起きると株価が下落しますね。
資金調達コストが高くなって銀行からお金を借りる動きが鈍化する為です。
この辺、イエレン元FRB議長時代は割とうまいことバランスとって相場を操縦していたんですが、パウエル現FRB議長になってからは相場に踊らされていますね。
ハト派姿勢を打ち出してすぐにインフレ懸念でてきてるのが何よりの証拠です。
パウエル議長の次の手は?
相場に踊らされているパウエルさん、今回の経済指標を受けてハト派姿勢を改める事は無いと思いますが、このままインフレ率の上昇を放置しているとバブルが始まります。
そして、そのバブルは来年の大統領選で買った政権の時に弾けるか、現在のトランプ大統領の政権の時に弾けるかといったところでしょうか。
どっちにせよ、もしこのままFRBがハトぽっぽならバブル期ですね。多分「5Gバブル」とか言われるんだろうと思います。
ではFRBがハトからタカに姿勢変更した場合はどうでしょう。
当然株価は調整して下落するでしょうね。コロコロと姿勢を変えるパウエルさんの名前とって「パウエルショック」とでも付くんでしょうかね。
でも経済をしっかりとコントロールしようと奮闘する様は、「バーナンキショック」に通ずるものがありますね。
バーナンキショックの後は2013年から2017年末までアメリカ経済は力強く上昇しました。
当時既に「株価は割高」と言われているのにも関わらずです。
果たしてパウエルさんはどちらの道を選ぶのでしょうかね。
私はどっちでもいいように、高配当優良株を定期的に買っていきます。
今回は良い感じに調整来てくれたので少し割安になった【KO】辺りにしましょうかね。
ひゃなばい