
しぐのるです。
PayPayの100億円還元キャンペーン第二弾が発表されましたね。
どういうものかというと、スマホ決済サービスPayPayを使って決済すると、その場で20%分がポイント還元されるというもの。※銀行口座と連携した場合。
さらに、決済回数数回に1回、この還元が100%になるそうです。
ヤフープレミアム会員なら5回に1回買い物がタダになるというとんでもない還元キャンペーンです。
もちろん、このサービスを行うヤフーとソフトバンクは、決済サービスPayPayに顧客を囲い込みたい、そしてその後の手数料収入で儲けたいというニーズがあるのでこういう暴挙ともいえるサービスを行うわけですが、今回ネタにしたいのは、このサービスが高齢者置いてけぼりで実質若年者優遇制度だということです。
試しに、自分の親、祖父母に「PayPayって知ってる?」と聞いてみましょう。
「なにそれ?」が多数、「知ってるけど、やめときなよ。危なそうだから」という回答が多いのではないでしょうか?
まかり間違っても「そうそう!さぁ何買う?」とはならないんじゃないかと思います。
実際、ウチの両親にも「消耗品とか買い溜めしようぜ」と誘ってもイマイチ反応が良くありませんでした。
つまり、この制度は電子決済に慣れ親しんだ層、即ち若者と一部のITに順応した中年層をターゲットにしているわけで、付いてこれない老人は最初から捨てているということになります。
こういった老人を不遇扱いする政策は、政治の世界、特に少子高齢化社会の日本では絶対に出来ませんから、そこに新鮮味を感じています。
パイの多い老人ではなく、あえて若者のパイを狙って投資をするという事がソフトバンク、ヤフーJAPANグールプにあるということですね。こういう企業は強いんじゃないかと思います。
もう一つ、若者優遇をしている企業を紹介します。
それは星野リゾートです。
高級温泉旅館で有名で、投資家の皆さんは
星野リゾート・リート投資法人 投資証券 (3287)
でお馴染みですね。ちなみに分配金利回りは4%超え、最近の基準価格はヨコヨコ推移です。
日本のホテル業って世界的にみても相当ハイレベルなので、なかなかいい投資先と言えます。
BEB5 軽井沢】仲間とルーズに過ごすホテル「星野リゾート BEB5 軽井沢」が2月5日に開業
さてその星野リゾートですがこの程オープンした新しいホテルが開業し、そのホテルがなんと
35歳以下は3名用の1室が16000円となるプランを用意しています。
これは若者にももっと温泉旅館に来てもらいたいという事で始められたプラン(日経新聞電子版より)だそうで、これも若者優遇の施策となります。
この様に、少子高齢化の「少」をとりに来る企業がもっと増えることで、若者が元気になり、未来に希望を持つことでこの国は元気を取り戻せるのではないかと思います。
但し、その為には老人には少し痛みを伴う改革を受け入れてもらわなければいけません。
キャッシュレス化のポイント付与がいい例だと思います。
電子化、スマート化、IT化、自動化、この流れに取り残される人達には多くお金を出してもらい、新しいモノ、サービスに一早く順応できた層は得をする。
そういう方向でいいと思います。平等ではないという意見もあるかもしれませんが、キカイは皆に与えられているわけですからね。(ドヤ顔ウザ顔で機械と機会のダブルミーニング)
ほら、チコちゃんも言ってるじゃないですか、「ボーっと生きてんじゃねーよ」って。
ただ漫然と株式投資をしているだけではなく、最新技術の波にうまく乗る事で、投資効率を最大化できる様な世の中になるといいですね。
ひゃなばい