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【為替介入】トルコ、外貨準備高の30%を3月だけで使ってしまう

しぐのるです。

いよいよトルコの先行き不透明感が切羽詰まったものになってきました。
というのも、自国通貨への空売りに対処する為、外貨準備高を切り崩して自国通貨を買い支える為替介入をした為、3月の第3週末までにこの外貨準備の内、100憶ドルを失い、残りは247億ドルになったとこちらの日経新聞電子版で報じられています。

たった一ヶ月で外貨準備の3割を吹き飛ばすほどの為替介入をした結果、週末のトルコリラチャートはさぞかし上がったんでしょうね、見てみましょう。

外貨準備を3割突っ込んだ割には通貨防衛出来ていませんね。
それもそのはず、このリラ安、外国のヘッジファンドが仕掛けたように言われることも多いですが、その主役は実は国民だったりします。

トルコの国民はこれ以上、リラ安が進んでインフレになってもいい様に、預金をドルに換え始めているそうで、その影響がトルコリラ安に一層拍車を掛けているという惨状です。

自国民が自国の通貨に信頼をおかず、政府が敵視しているアメリカのドルに預金を移すってものすごいことですよね。

さて、そんな自国通貨の信認が危ういトルコですが、本日重要な選挙中です。
首都の首長を始めとした地方選ですが、これが前述のインフレやらで現政権与党の旗色がすこぶる悪いです。

この選挙の結果ですぐ現エルドアン政権がどうなるといったことはありませんが、
もし与党が敗北するようなことがあれば、エルドアン大統領は支持率を回復させるため、
ばら撒き政策を実施するとみられています。
もちろんそうなれば、通貨の信認がさらに低下し、トルコリラ安必死です。

逆に勝ったら勝ったで、通貨安を招く金融引き締めに反対している従来の姿勢を強め、金融緩和を実施するとみられます。ということはトルコリラの金利が低下する為、やっぱりトルコリラ安となります。

唯一のトルコリラ高の方法としては、今の外貨準備を切り崩しての買い支えと、
流動性を低下させたままにして金利を高く保つ方法のみとなりますが、
頼みの綱の外貨準備は残り7割。流動性低下の下ではファンドはリラを調達する為、トルコ企業の株を売って資金を調達しますから、株安が招かれます。

これを詰んでると言わずしてどうするのでしょうか。
週明けは各経済ニュースサイトで「トルコリラの急変動に注意」と注意喚起が為されています。

これで逆に値が全く動かなければ面白いんですが、
政府による為替介入、流動性低下はヘッジファンドへの挑発になりますので、
ヘッジファンドのファイティングスピリッツが旺盛であった場合、
諸先進国の金融緩和で市場に供給され、余ったマネーが明日からトルコに襲い掛かると思われます。

相当なボラティティとなると思われますので、FXトレーダーは腕まくりしているか、
早々に手じまいして傍観を決め込むかが無難と思われます。

ひゃなばい