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【リセッション間近】強気相場が続くという識者が増えてきた理由

しぐのるです。

WSJ内のバロンズの記事で「米強気相場まだ続く理由」 というキャッチーなタイトルがアップされました。

1行目の見出しから「米国経済に景気後退の兆候は見られない」として始まり、
中身といえば
「最近発生した逆イールドはだましである」
「弱気な連中の根拠は現在最長期間の12年に近づいているからという事に基づいている」
「米国経済は尚も好調、製造業景況指数は昨年よりは鈍いペースだが成長している」
「インフレ率は依然として低調、この水準ならFRBが再度金融引き締めに動く公算は低い」

等と、どっかのニュース記事で読んだのと同じ話が繰り広げられています。

もちろん、ウソはありませんが、それを理由に大丈夫だと言われるのは違和感があります。
逆イールドは逆イールドですし、景気拡大が最長期間ってことは、今までのサイクルからしたら今後リセッションが訪れる確率は高まります。
成長速度が鈍くなってるってことは減速し始めてるってことです。ここからさらに加速してからならまだ話はわかりますが。

最後の低インフレ率を理由にFRBが利上げしないってんなら昨年12月の利上げと直後の手のひら返しは一体なんだったんだって話です。

極めつけはこの文章でした。以下記事抜粋
JPモルガンのチーフ米国株ストラテジスト、ドゥブラフコ・ラコスブヤス氏は、市場サイクルの存在自体に疑問を投げかける。同氏は「中央銀行が非伝統的金融政策による関与を大幅に深めていることを踏まえると、『市場サイクル』という言葉はもはや有効ではないかもしれない」と語る。抜粋終わり

市場サイクルについてはハワード・マークスのベストセラー「投資で一番大切な20の教え」で触れられている通り、非常に重要な考え方です。
その本から一部を抜粋すると、

「人生と同じく、投資の世界では確実なことはほとんどない。価値は消失するかもしれず、予測は外れうる。環境は変わる可能性があり、「確実な事」が崩れる場合もある。それでも、胸を張って信じられる原則が二つある。

原則その①…ほとんどの物事にはサイクルがあることがやがて判明する。
原則その②…利益や損失を生み出す大きな機会は、周りの者が原則その①を忘れたときに生じることがある。

抜粋終わり

まさにドゥブラコフ氏は、ハワード・マークスのいうところの原則②の状態であることがわかります。JPMのチーフストラテジストと聞くと年収は家を買えるレベルと思われますが、
そんな人ですら原則①を忘れようとしているという事です。

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リセッションは必ず来る。それを忘れない事が何より大事。

過去何十年、何百年かもしれませんが、バブルの終わり間際には必ず「もう株価(チューリップの球根だったり不動産の価値)が値下がりすることはないんや!今買わんと損するでぇ!」という輩の声が大きくなります。

機会損失を恐れるあまり、ついつい大金を投資してしまいそうになりますが、

リセッションは必ず訪れる。そして訪れたときは振り子が反対側に戻るかのように金融商品の価値が「行き過ぎて下落する」

という事を頭の片隅に入れておけば、今は「経済」という振り子がずいぶん高い位置まで来ている事がなんとなく肌感覚でわかると思います。

もちろん、もっと高い位置まで行く可能性はあるのでしょうが、今の振り子の位置が「景気減速からようやく元に戻り始めた位置」ではない事は過去の市場サイクルから見ても明らかです。

今のタイミングで投資するのであれば、無配のグロース株ではなく、業績の優良な高配当銘柄がオススメです。

リセッション時には株価の回復が早く、株価低迷期にも安定して出される配当金が投資家のマインドを冷やしすぎる事を抑えます。グロース株はその配当金でリセッション後に買うのが好適です。

もちろん、いついかなる時も適度な分散を忘れずに。

ひゃなばい