しぐのるです。
また極端な円高予想をするエコノミスト(笑)が出てきたので紹介します。
ブルームバーグの記事によれば、
【以下リンク記事抜粋】
ゴールドマン・サックス・グループのストラテジスト、ベルンハルト・ジメルカ氏は 、欧州金利市場の戦略責任者を務める同氏は27日にシドニーでの会議で、次回の不況を考えると「マクロ的には、主に圧力がかかる相場はドル・円だと強く思う」と発言。
「米金融当局が金利をゼロまで下げたらドル・円がどこまで行くと思うかと皆に尋ねている」と語った。米当局が異例の金融緩和を採用した前回に起きた展開を考慮すれば、次回は円が過去最高値を更新するとみているという。 【抜粋ここまで】
とのことです。
要約すると、「次の不況の時にドル円どうなるかって皆に聞いて回ったら、前もそれくらいになったから次も1ドル=60円くらいいくんじゃね?」です。
アメリカ人らしい自分の国の事しか見ていない大雑把な考えですね。
アメリカが金融緩和をした時に1ドル=75円まで行ったという過去の出来事を次回もなぞると思っているようです。
結論から言えば、現状その過去の出来事をなぞるには、一つだけ条件があります。
その条件は、「アメリカや他の欧州、アジアの各国が一斉に金融緩和している最中、日本の政権が何もせずにぼーっとノーガードで傍観しつづけるのを良しとしする、悪夢のようなド低能政党とド低能首相であること」です。
そう、つまりまたあのThe悪夢の民主党政権と鳩山”ルーピー”首相でもない限り、
起こりえません。
あそこで日本も相対的に同じような金融緩和を行っていれば、あとは地力が少ない国から脱落していく構図になるはずでした。つまり、外貨準備高の少ない韓国を始めとした準先進国ですね。
そこをあの鳥頭首相が日本の超円高を許容してしまい、韓国の輸出企業は致命傷を追わずに済みました。
それと同じことを次の金融危機に起こると考えてこのストラテジストが上記の発言をしたというなら、日本をナメすぎています。
あと30年経ったらわかりませんが、さすがに10年そこそこでまたあの悪夢の政党の系譜を継ぐところに政権を持たせるほど、日本人はアホでありません。
その証拠に、日本が嫌いな報道期間でお馴染みの朝日TVの報道ステーションHPから政党支持率のグラフを転載します。

野党の支持率は10%以下、これが日本人の出した答え
日本人は、「お金」が大好きです。
「価値のあるモノ」や、「そのお金を増やすこと」に興味はなく、ただひたすらに「お金」を愛しています。
その証拠に、金利が全くと言っていい程付かないはずの銀行預金にその資産のほとんどを入れておく事に疑問を持たないどころか誇らしげですらあります。
その「お金」が好きな日本人が、自分のお金を減らす政党はもう嫌だと考えてるということが、このグラフからわかりますね。
では、なぜそんな政党が政権を持つことが出来たのでしょうか?
それは、リーマンショック後の選挙の時、「民主党ならガソリン安くしますよ、高速タダにしますよ、子供手当出しますよ」と国民を美味しそうなエサで釣りあげた為です。
その政策がその後どうなったか、知らない人はいませんね。
ガソリンは安くならず、高速は今でも通行料を国民から巻き上げ、子供手当は支給金額が減りました。
そして、最終的にその政権は消費税を10%に引き上げる法律を作って無くなりました。
無くなっても民主党政権の悪影響は終わらず、消費税を段階的に8%まで上げたとき、それまでアベノミクスで調子のよかった日本経済は一気に失速しました。
民主党はつくづく日本経済の敵といっていい動きしかしていませんでした。
そんな政権が次の金融危機にあるとすれば、なるほど1ドル=60円も可能かもしれませんね。
ひゃなばい